埼玉県川口市は、6月20日に以下のような施策を発表した。(川口市のホームページを参照)
埼玉県川口市は私も以前住んでいた事がある街で、行政の対応がシッカリした街というイメージではなかった。しかし、今回の指針は、市レベルの行政判断としてはとても市民にとって信頼性の高い行政判断と言える。
川口市は近年駅前にタワー型マンションが乱立し、様相を一変させた街である。昔過ぎる話だが、元々は鋳物工場が多く、キューポラのある町として知られている。
表現は良くないが、昔はブルーワーカーが多く、住民の教育水準や、文化レベルも決して高くはない街であった。近年の駅前再開発により、乱立したタワーマンションに住む住人が、大きく市のレベルを引き上げていると考えられる。
いずれにせよ、今回のような英断を下す街になったことは素晴らしい事だ。
平成23年6月20日
埼玉県川口市
セシウムの影響 地方自治体の対応例(埼玉県川口市の対応)
放射線量について、学校生活に関する基準は、国が年間20ミリシーベルト以内としているが、文部科学省は、1ミリシーベルトを目指すとしている。本市においては、市内10地点の放射線量を継続して計測しており、現状では問題のない数値となっている。しかし、今後、数値が上昇する可能性が無いとは言えず、その時の対応を講じておく必要がある。このことから、国から安全基準が示されるまでの暫定措置として、市独自の基準を定め、本市の幼児、児童生徒に対する放射線対策を講ずることとした。
記
1 基準数値
国際放射線防護委員会(ICRP)が定める、年間1ミリシーベルト(自然放射線と医療被曝を除く)に自然界の大地(日本の平均)から放出される放射線量年間0.34ミリシーベルト及び宇宙放射線0.30(日本の平均)を加えた年間1.64ミリシーベルトとする。年間換算を、時間単位に置き換える計算式は次のとおりとする。
日24時間の生活を、屋外8時間、屋内16時間とし、屋内は、屋外の数値に0.4を乗じた値とする。上記の設定で1時間当たりを計算した結果、0.31マイクロシーベルト/hとなる。
2 基準を超えた場合の対応
(1)0.31マイクロシーベルト/hを超えた場合、保育所・幼稚園・小中学校の屋外の保育、授業時間を3時間以内とする。(家庭生活も含め、屋外での活動を6時間以内とする)
(2)0.38マイクロシーベルト/hを超えた場合、屋外の保育、授業時間を2時間以内とする。(同様に屋外での活動を4時間以内とする)
(3)このことは、各保育所、幼稚園、小中学校から保護者に伝え、家庭生活においても、外出の時間、マスクの着用等を呼びかける。
3 今後の啓発について
放射線は、受ける量と時間、そこからの距離を注意することにより防護できるので、市民に対し、正しい知識と情報を提供し、冷静に受け止め、各自が日常生活において注意すべき事項を啓発していく。
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